なぜ小学校4年生からなのか?
アミークスが主催する「放課後アミークス」は、
小学校4年生から6年生を対象とする 無料の塾です。
少子化や教員(公務員)の削減、教育格差や学習塾の過当競争が問題視される中、
今なぜ、無料の塾が必要なのでしょうか?
私たちアミークスが考えるその理由と、そこに込める想いをお伝えさせていただきます。
「小4の壁」 悲劇的な選択肢を迫られない世の中の実現を目指す
「小4の壁」という言葉があります。小学校では、ちょうど4年生の時期に算数の問題が
量的に増え、内容も難しくなることから、そのように言われるようになりました。
また、小学校4年生からは、児童福祉法第6条ノ2により
放課後児童健全育成事業の対象外となるため
多くの親御さんたちが、子どもを置き去りにするか
就労時間の見直しをするかの選択を迫られるという現状があります。
生活水準を下げるという選択は、消費の縮小を意味しますし、
子どもを犠牲にするという選択は、子育ての不安を増長し、
少子化の加速に繋がります。
どちらを選んでも誰も幸せになれないどころか、
将来の日本にとって大きな損失となるばかりです。
アミークスは、親御さん達がこのような悲劇的な選択をしないで済む世の中づくりも目指しています。
2分の1成人式を迎えて
日本では、20歳を迎えることにより、成人式という一つの通過儀礼を行います。
20歳になったから、何が成るのか?という疑問は置いて、とにもかくにもオメデタイ日を迎えます。
教育の現場において、「10歳の壁」や「ギャングエイジ」といわれる年が
9歳~10歳の時期つまり小学校4年生の時期です。
他者との関わり方が大きく変わってくる年代だとも言われています。
「家族」「親」という自分で選べないコミュニティ以外に、
「友達」という自分で築き上げるコミュニティを
未熟ながらも築いていこうとする年代だそうです。
その過程において、自分自身に否定的な感情を持つ子もいれば、
他者に対し価値観の共有を押し付ける子もいるそうです。
子ども達の内側に、少しづつ「自我」が芽生えてくるのです。
そうして芽生えたばかりの「自我」を、子ども達は日々の生活の中で育てていきます。
放課後アミークスは、そこから20歳までの10年間、
「いわゆるオトナ」になるまでの間に何を学ぶのか?という問いを、活動の軸にしています。
芽生えたばかりの小さな「自我」を持つ仲間同士で学ぶため、
放課後アミークスは小学校4年生からを対象とさせていただいております。